その朝 珍しく 遅刻をして出社したベーちゃんが 社長の奥さんに 「ダメでした」と一言だけ。 ベーちゃんが部屋を出ていくのを待って、 社長の奥さんが話してくれたことは 私が知らない べーちゃんの事情でした。 ベーちゃんが元同僚だった奥さんと結婚 した…

もう少し、ベーちゃんの話を続けます 私が派遣でベーちゃんの下に着いた時には ベーちゃんは若干２５才にして 仕入れ部長の要職にあり 元同僚であった一つ上の奥さんは 待望の第一子を授かったばかりと 若い彼は 公私ともに充実の時にありました その会社は …

2つ前の記事に 元社長が自身の後継者とまで信頼した 社員 ベーちゃんに触れました。 ベーちゃんは、専門学校卒業と同時に 件の音響専門商社に就職しました。 若手とは言え、それまでは即戦力とな る経験者を求めての中途採用ばかりで あったところに、初めて…

齢４０にして 業界最大手の営業本部長に 昇りつめ、 業界内にその名を馳せ いずれは経営陣に 引き上げられると周囲の誰もが期待する中、 若干４５才にして独立、 自己資産の一切を投じて 文字通り一代で築き上げた、 と言うよりは、 築きつつあった会社を 何…

さて ６０才を機に 突然の社長辞任を発表した 元社長ですが このときは「引退」にはなく 取引先でもあった外部の会社から社長を 新たに迎え 自分は「会長」に退くとしたものでした 同時に 私の直属の上司であった経理部長で 元社長の三度目の奥さんは 社長交…

ワンマンを自認する我儘だけれど人情家でもあった 社長ですが 元より健啖家で大酒呑みにありながら ６０才を過ぎても持病の一つなく 隙あらばランチ の喫茶店でも水割りを注文するという・・ そんな人ですから 誰もが 生涯 社長の座に居座り続けるものとして…

４０代半ばで独立起業をして以来１５年間 社員のみならず 業界の主だった御仁をも 唸らせる その手腕は 文字通りワンマン 経営にありながらも 社員やその家族まで を思いやる一面もあって ある種のカリスマ性として 周囲も納得す るところでした 若い社員た…

少し前に書きました 大昔の話ですが 私がまだ一般人の顔で会社勤めをしておりました頃 その会社は 当時６０才の社長が４０代半ばで脱サラをして わずか１５年足らずで年商３０億を超える専門商社 としては 業界でも一目置かれる存在にありました ６０才の社…

この世にあって 必ずしも正義は報われない つくづく 正義のため 信義を通すため その努力のすべて 悪意の下に打ち砕かれる 一度ならず 二度 三度と 裏切られ 煮え湯を飲まされて ようやく分かること 誠心誠意を尽くせば 必ず 伝わるはず なんて 最早 与太話…

この数日は深夜に放送される 全米オープンを見続けて 朝方 リビングのテレビ前の床に眠り込む 夜が続いています。 先月のオリンピック期間も同様に リビングの床板が寝床でした。 思い返せば、 この夏の始まりから リビングか書斎のソファでの仮眠することが…

「自業自得」 たまに この言葉のまま なんの躊躇いなく ぶつけてやりたいと思う輩もいますが 普段は この言葉を頻りと口にする人には 「意地悪だな」と思うことのほうが 多いように思います。 その言葉をぶつける相手が親しい間柄 にあるなら尚更のこと、 「…

狼煙（のろし）って 初めて文字として書きましたが なかなかの迫力。 覚悟を決めたら 思うより気が楽に と言うより 気が晴れました。 フンガーッ。 って感じです。 今夜は 養命酒を飲んで 早寝しよう。 先崎愛海

会長室のキャビネットに見つけた「調査書」ですが 題字に間違いはなく やはり 現社長の身辺調査の報告書でした。 A4コピー用紙にワープロ書１０頁程度の薄っぺらい報告書 ですが 読み進めるのにも 背信の自覚から 息苦しさは増すばかり これほどの思いをして…

その書類は 安直なクリアファイルに閉じられてありました。 A4判 ワープロ書きと分かる文書が１０頁程度 当時 三宿に住む私には どこかしら見覚えがある 住宅街が写るスナップが数枚 街並みに見覚えはあっても そこに写る人物は何れ も見知らぬ人たちでした …

この仕事を本業と決めて、それまでの勤め先を辞めました。 約２０年前のことです。 それまでの仕事も、決して辛いものではなく、 それなりの遣り甲斐を感じられてもいました。 契約社員として配属された、その会社で、社長に請われる 形で正社員として採用さ…

初めて訪れたのは 今から１８年前。 ベトナムが長い雨季に入る直前の４月の終わり頃でした。 未だ成田からの直行便はない時でしたから、羽田から関 空へ、機内で夕食を取り、ホーチミンへ到着したのは、 真夜中過ぎでした。 旅行社が手配した現地コーディネ…

宗教観は別として 前世の記憶を持つ人は 案外 多いんです 先崎愛海

先崎愛海

真夜中過ぎ。 どうしても２枚食べたい。 山パンに日光金谷ホテルの マーガリン。 天才的なおいしさ、です。 先崎愛海

本来 バラは夏の間 花を咲かせないように 育てるとされています。 自生品種が春の一季咲きであるのに 近年の品種改良から 四季咲きを強め 春と秋に開花する品種が増えました 春の花が終わったあとは 秋の花に備えて 夏の間は株を休ませる必要から 特に真夏の…

いまの私は 生かされている そう実感します 先崎愛海

生涯、只一度の出会い その関わりを無下にしないように 誠実であること 対等であること 今夜は 葛きりが食べたい 先崎愛海

私は この力をもって生業としています ただ 霊能力自体は決して特殊能力には なく 生あるものすべてに備わる 自然力です シナモンロール。 先崎愛海

ある意味 完璧なストーカー。 先崎愛海

真夜中過ぎ 突然に 自分が疑わしくなる いまの私は正気？ それとも狂気なのか？ 先崎愛海

あなたの美しさを妬み あなたの才能 そして成功を僻む 自分は何も努力せず あなたに取って代わろうと目論む あなたの優しさに付入り 利用した奴ら あなたの信頼を台無しにしたのは 奴らのほう 自らの縄に掛かる 悪行の報いを受けるのは道理 あなたが心を痛め…

どうぞ。 一服してください。 ゆっくりと 深呼吸してから。 あなたが息を調えるまで このまま 待ちます。 先崎愛海

四季咲きのバラ。 秋の花に備えて、夏の間は、蕾のうちに積んで開花させずに株を休ませるように、 と「バラの育て方」に教えていますが、 この夏は、それぞれの自主性に任せることにしました。 もしかしたら、秋の開花には蕾が十分に育たないかもしれません…

たとえ あなた自身に非があろうとも 延々 あなただけが苦しみ続ける それは間違いです あなたは もう十分に苦しみ その罰を受けました 先崎愛海