夢 砕かれるとき。

齢４０にして　業界最大手の営業本部長に

昇りつめ、

業界内にその名を馳せ　いずれは経営陣に

引き上げられると周囲の誰もが期待する中、

若干４５才にして独立、

自己資産の一切を投じて

文字通り一代で築き上げた、

と言うよりは、

築きつつあった会社を

何故か６０才という若さで、

社長を外部からの人材に譲り、

自分は会長に退いた元社長です。

３度目の奥さん曰く、

「ずっと引退したいって言っていた」

らしいので、

ある意味、元社長にすれば

自身の願望を実現したということだ

ったのでしょうが

新社長就任パーティーで

時折　声を上ずらせながら感動的な

スピーチに満場の拍手を浴びてから

わずか数週間で

この元社長の「夢」が砕かれるとは

いえ

元より　その予感はありました

少なくとも　元社長本人以外

社員の殆どが分かっていたことかも

しれません